これまでの人生の歩み、これは絶対にゼロにはなり得ません。今までの経験を捨て、
リセットするのではなく、いっさい依存しないということ。人はゼロにはなりません。
自分の「一」になっていることがあれば、再チャレンジする力は十分に蓄積されています
。
　一から始めるには時間がかかりますが、それでいい。必要なものには必要な時間をかけ
る。
何でもかんでも省略され、便利さを追求する時代。沢山のことがおざなりにされています
。
しかし、一から始めることは大事なことです。
　自分の仕事について、一から考えてみましょう。誰かに縛られ自由を奪われているわけ
ではないのに、私たちはついつい、「仕事をせざるを得ない」と考えるようになってしま
う。
そうすると、いつの間にか、「仕事とは何か」ということを忘れてしまいます。一番危険
なのは、お金のため、数字のために仕事をしているという姿勢。「ノルマを与えられたら
、それを果たすのが仕事だ。」となってしまったら、とても怖い。危険は他にもあります
。「仕事だからやらないと」という空気感、「会社や上司の事を考えたらやらざるを得な
い」という忖度。同調圧力のなすがままにしていたら、自分の中に毒が充満してしまいま
す。
　仕事の定義は、「困っている人を助けること」。それが重要。働くとは、傍を楽させる
ことと習いました。何をしていても、その都度、そこに立ち返ることが、一から事を進め
るための最良の方法です。
　リサイクル業や産業廃棄物処分業、当社も仕事の本質をわきまえて、一からまた、自ら
の業務を進めてまいりたいと思います。